2007年09月
2007年09月06日
DV チェーン現象
例えば、身体的暴力の場合。
父親が、母親によく暴力をふるっていた姿を見て
育った『男』は、
将来、彼女や妻に暴力をふるう傾向にある。
また、『女』は、
男からは暴力を受けいれるもの、我慢しなければならない事として耐えて受け入れる。
これらチェーン現象はDVに限らず、
例えば、両親が離婚をしている場合、
その『子』も将来結婚して離婚する傾向が多い。
これらは、私が発言しているのではなくて、
データを元に書いております。
先人の、
「親の顔が見てみたい」
というフレーズがありますが、
まだ交際して間もないカップルは、
お互い早い段階で、親に会わせてもらった方が
いいかもしれませんね。
親を見せられない人もいるかと思いますが、
そんな時は、良く自分を見てもらいましょう。
見せるのではなく、見てもらう。
難しいですが、本当に相手を思い遣っていれば、
わかってくれるのではないでしょうか。
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DV サイクル
知らずに釣り合ってしまっている
DVカップルの一般的なサイクルです。
緊張の蓄積期
加害者側
イライラ感などの緊張が高まっていき、小言や注文が多くなる。
被害者側
その気配を感じ取り、緊張をほぐそうと努力する。
暴力爆発期
加害者側
緊張がピークに達し激しい怒りをコントロール出来なくなりモノを投げる、いずれ暴力へ
被害者側
何らかの形で暴力を受けるようになり、身体的暴力の場合、酷い負傷を受ける。
ハネムーン期
加害者側
謝罪を繰り返し、プレゼントや美味しいものを食べに誘い、やさしいセックス等をして「もう二度としない」と、本人もそう思う。
被害者側
「自分も悪かったかもしれない」と考え、ひどい出来事の後だけに、愛されている感を一層強く感じ取る。
↓
少しして、緊張の蓄積期間
↓
爆発期
↓
ハネムーン期
繰り返します。
余談ですが、
1組のカップルが交際している期間中、
一番子供ができやすい時期が、
『大喧嘩の後の仲直りした時』
だそうです。
これが、DVのサイクルなのかどうか、
慎重に見極めを!
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DV
DV。
ビデオテープの事ではなくて、
ここでは、
ドメスティックバイオレンス。
まずは、資料から。
大まかに分類して5つ。
身体的虐待
殴る・蹴る・物品をぶつける・火傷などの外傷を負わせる、などといった一方的な暴力行為。
精神的虐待
恫喝したり日常的に罵る・無視するなど。ストレスとなる行為を繰り返し行う。
性的虐待
性交の強要・一方的な行為で、近親間強姦とも呼べる。
経済的暴力
仕事を制限する、生活費を入れない。
社会的隔離
近親者を実家や友人から隔離したがる。電話や手紙をチェックする。外出を妨害する。
DVと聞くと、被害者は女性を思い浮かべがちだが、
平成17年度に行われた「男女間における暴力に関する調査」(内閣府)によれば、
女性の33.2%が被害を経験
男性の17.4%が被害を経験
という結果になっている。
ご相談を受ける際、
「こういうの、多いですか?」
と時々聞かれますが、
私は探偵が仕事ですから、
よくお引き受けします、と答えます。
しかし、仕事とは別に、個人的な知人でも
最近、非常に多いと感じます。
悲しい事に、それがあるが故に、
釣り合っているカップルもいる訳で・・・。
長文になるので、いくつか分けて書いてみたいと思います。
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