2008年07月13日

相対する人の心

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探偵社
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探偵をやっていると、様々な人間の"気持ち"に遭遇します。

数多くよせられる相談の一つ、人探し。

これ一つとっても、その目的や依頼者の気持ちは本当に様々。

高齢化が進んできているためか、ここ最近は相続に絡む相談が増えてきた気がします。

人生を振り返った時に、懺悔心からなされる行為。

先日の七夕、70歳代の男性から、『離婚した妻に、生きているうちに財産を受け渡したいから探して欲しい』という相談がありました。

Takeは他にも、40歳代後半男性が、別れた妻に毎月15万円の養育費を自主的に払っている男性を知っています。

一方、

先日の相談は、数億円の資産を残して亡くなられた男性の妻を探して欲しいという内容。

依頼者は、亡くなった男性の弟とその妻、70歳前後の夫婦。

残された財産を独り占めにしている状況。

弁護士に依頼しても、住民票を不動産屋の住所に移してるのだから、この業者も甘い汁を吸っていそうだよね。

まぁ、この手の女性を探すのは難しくはない。

ただ、良いのか悪いのかわかりませんが、Takeは少なからず依頼者の気持ちを感情移入させてしまう。

多少なりとも近い気持ちになり、危機感を抱く事で、いつも以上の冷静さで状況判断ができるようになる。

それは良い仕事ができるという意味で良いのだけれども、

時々、疲れる。

70歳を超えた人間と言えばTakeの両親よりもずっと上。

なのに、長年共に歩んだ夫を亡くした途端、派手目な装いになって財産を独り占めにして遊んで暮らしている人の気持ちもあれば、

別れた元妻に、自ら財産を捧げたいので探してくれという気持ちがある。

この相対する人の気持ちをTakeの心の中で共存させるのはできるけど、

この二つの人間の心は、あまりにも違い過ぎる。

人間って、何なんだろう。。。