2008年08月06日
別れ方でわかる本性
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立ち止まったまま。
メールは不通状態、携帯電話は解約。
もがく思い。
「もう、どうしていいかわからないんです。」
Takeに対しての第一声でした。
歳はまだ若く、大きく澄んだ瞳で顔肌のきれいな女性。
何でこんな娘が探偵に頼らなければならないのか。
いつも思う。
余談だが、今までTakeへの依頼者層には17歳という若さの娘もいる。
上は80歳代。
老若男女、抱える悩みに年齢も性別も関係が無い。
2年も付き合ったのだからと王道の話をした。
しかし彼の家には、今はもう行けないという。
できれば、今の職場を探して仕事帰りに接触したいとの要望だったが、
『まずは、彼氏さんが結婚してるのかどうか確かめてみませんか?』
という内容で締結し面談を終えた。
数日後・・・
調べた結果、彼は独身だった。
バツ1であるものの5年前には離婚しており、子はいない状態。
恐らく、ポストに記載されていた名字の違う女性は、同棲を始めたばかりの相手であろうという事は容易に想像ができた。
依頼者にしてみれば、まだ正々堂々と彼には接触できる立場である事はわかった。
しかし、なおさら報告するのが辛くなった。
普通に優しく接しておきながらもキープしながら他の相手を作る、とまぁここまでは男も女もよく聞く話。
傷付くのを最小限に抑えたいのだろうが、そういう人は自分が一番幸せになれないんだという事に気付けていない人。
しかし、自ら別れ話すらできずに、きっと新しい彼女も痺れをきらしたのであろう。
新しい彼女に、妻役になってもらって排除する別れ方。
なんだそりゃ。
そして、報告の日がやってきた。
「独身・・・だったのですか・・・」
それ以上の言葉が出てこない。
暫くの沈黙中、溶けた氷のグラスを下げてもらい、追加のアイスコーヒーを2杯オーダーした。
対面の位置で座っている状態で、顔は逸らさず顎のあたりをぼんやりと見ていた。
依頼者も同様に。
『そんなすぐに、気持ちの方向を決めなくても良いと思います・・・』
すると、
「突然・・・何の前触れもなく・・・逃げるような形での別れが・・・
どれだけ人の気持ちを浮遊させるのか・・・・・
優しさってどういうものなのかが、生まれて初めてわかった気がします。
でも・・・彼にはありがとうって感謝したいと思います。」
彼に対して何を感じてそう言ったのか、手に取るように理解できた。
目を合わせ、軽く頷き席を立つ。
お勘定を済ませ、喫茶店の外に出た。
「会うかどうかはちょっと暫く考えてみたいと思います。その時は、またご協力してもらえますか?」
一瞬見えた白い歯から、明日からの希望が感じとられた。
『ええ、もちろんです!』
お辞儀をして振り返り、歩き去ってく小さな後姿を目に焼き付けながら
もう、連絡してくる事はないな・・・。
そう思い、人混みに紛れ帰った一人の人間物語。
新たな希望を胸に抱き、明るく羽ばたいていくところを見送る先生のような気持ちってこんな感じなのかな?
と清々しい気持ちになったTakeなのでした。
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しかし、なおさら報告するのが辛くなった。
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新しい彼女に、妻役になってもらって排除する別れ方。
なんだそりゃ。
そして、報告の日がやってきた。
「独身・・・だったのですか・・・」
それ以上の言葉が出てこない。
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対面の位置で座っている状態で、顔は逸らさず顎のあたりをぼんやりと見ていた。
依頼者も同様に。
『そんなすぐに、気持ちの方向を決めなくても良いと思います・・・』
すると、
「突然・・・何の前触れもなく・・・逃げるような形での別れが・・・
どれだけ人の気持ちを浮遊させるのか・・・・・
優しさってどういうものなのかが、生まれて初めてわかった気がします。
でも・・・彼にはありがとうって感謝したいと思います。」
彼に対して何を感じてそう言ったのか、手に取るように理解できた。
目を合わせ、軽く頷き席を立つ。
お勘定を済ませ、喫茶店の外に出た。
「会うかどうかはちょっと暫く考えてみたいと思います。その時は、またご協力してもらえますか?」
一瞬見えた白い歯から、明日からの希望が感じとられた。
『ええ、もちろんです!』
お辞儀をして振り返り、歩き去ってく小さな後姿を目に焼き付けながら
もう、連絡してくる事はないな・・・。
そう思い、人混みに紛れ帰った一人の人間物語。
新たな希望を胸に抱き、明るく羽ばたいていくところを見送る先生のような気持ちってこんな感じなのかな?
と清々しい気持ちになったTakeなのでした。
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