2008年01月
2008年01月28日
いたずら電話
ここ3日間で10本以上の
いたずら電話がかかってきている。
夜中の1時過ぎであったり
早朝6時ごろであったり。
自分が受けただけでも4本。
内容は
無言電話
罵声
泣き言
ここまではわかるが、
電話をかけてきておいていきなり
「誰だおめーはよ!」
って、
『今電話が掛ってきて受けているのはこちらなのですが、どちらにおかけですか?』
と、冷静に応答したら
「間違えたよ!」
だって。
でも、誰だか相手はわかっているんです。
その誰かさんは、こちらがわかっていないとでも思うのかな。
別に調査してわかっている訳でもないのです。
妻に何度も出ていかれている男性。
子供はいなく
お互いに何度目かの結婚をした者同士。
とうとう、警察のDVリストに入った模様。
「妻がどこに行ったか、調査できませんか?」
『お受けできません。』
「じゃあ、俺、どうすればいいんだよ!」
等々…。
本当に、自分中心。
草加警察はもとより
他の探偵社や
市役所
あらゆるところに電話しているんだろうな…。
自身が周りに迷惑を掛けているということを
少しは理解できればいいのに。
あなたのためだから。

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2008年01月26日
給料2
給料の殆んどを女に貢いでいた男の話。
現在、当探偵社では未成年を採用していませんが、
当時彼は19歳と若く、世間の仕組みもまだわからない少年なので
もっぱら、行動調査の現場担当。
彼は、人一倍働いていました。
調査がない時は、私の駆け出しの頃のように
チラシを16時間撒いていたり、
調査中、他の調査員が対象者を見失ってしまっても
いましたっ!
って、最後まであきらめずに再補足したり、
やめろ!
と言わなければ200km近くで走るベンツをバイクで尾行したり…。
(しかも当時使用していた私のフェアレディZを追い抜いて)
その姿は、何かに取りつかれているようでした。
あらためて、その彼女とのことを聞くと、
すんご〜く幸せそうな表情で話し始めました。
でも、私の耳に残った内容は…
付き合って3ヵ月、彼女の家には行ったことがない、
というか、家の近くまでしか送って行ったことがない
未だ、時々手を繋ぐ程度
彼女の母が入院している
今度、その母が手術するらしい・・・
聞けば聞くほど、
騙されている。
周りのスタッフも異変に気づき、説得するも当の本人は
「そんなことありません!」
と突っぱねるばかり。
見るに見かねていたのですが、
決め手は女性調査員からの相談でした。
「毎日、夜に相談の電話がくるんです。」
「女性の気持ちとして、どうすれば彼女喜びますかね?って。」
『どのくらい?』
「もう、2週間以上です。あと、、、」
『あと?』
「私が休みの日、その彼女を調査してもらえませんか?って。」
これはもう駄目だと思いました。
他のスタッフに迷惑が及んでいる。
しかも、私に内緒で、自分のことで調査したいと言っている。
何かの宗教にはまってしまったような、そんな状態。
ご飯も作ってくれない、片親(母)と住んでいる彼を
右も左もわからない頃から
手塩にかけて1年半育てた調査員。
根はすごくいい奴だったのに。
すごくつらい作業でしたが、
「彼女の力になりたいなら、お前の力で何とかしろ!」
と言って、
金輪際、他の調査員とは連絡を取らないこと
などを約束させ、その彼は辞めていきました。
(私のフェアレディZを追い抜いたからではなくて)
辞める際に聞いた話だと、
越谷に住んでいた彼は、
横浜の彼女のそばで車中生活しながら
近くの運送会社に勤める、と言っていました。
騙されるやつもどうかと思いますが、
騙した女、年は3つ下の当時16歳。(+友人少女)
それから約4年が経った頃。
ある日、深夜に1本の電話が鳴った。
「今、事務所の前にいるんです。」
何と、
その彼からだった。
(好評なら続きます)

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